ストレージ

CentOS 5.3: Slony-I 2.0を使ってみた (2.1)

2. レプリケーションを一時的に止める方法 3. テーブル追加の方法 については、 slonのデーモンが起動しており、 既に特定のset (idは1とする。) でレプリケーションが行われている状態とする。2. については、 $ slonik_unsubscribe_set 1 2 | slonik でレ…

CentOS5.3: Slony-I 2.0を使ってみた (2)

(1)に引き続き、CentOS5.3 のVMx2 を使って、slony-I のレプリケーションを実施してみた。手順としては、基本的にこちらに従った。(Slony-I の公式ドキュメントのgetting started) http://www.slony.info/documentation/firstdb.html当初、ドキュメントの前…

Red Hat Cluster: GFSでPostgreSQL ディスク引き継ぎ

Fedora 11 のVM x 2 を使い、Red Hat Cluster + GFS + PostgreSQL 8.3 でディスク引き継ぎを行った。既存のiSCSIに、GFS2 (GFSはFedora11では作成できないらしい…) を作成し、 /var/lib/pgsql にマウントし、 片方のノードで、# service postgresql initdb …

pvcreateを /dev/disk/by-id 以下に対して行ってみた

iSCSIを複数使っていると、/dev/hda などの名前がリブートごとに異なるディスクに振られて、困ることがある。マニュアル(というかナレッジベース)では /etc/udev 以下のファイルでWWID (ディスクごとに固有のID)を指定して名前を固定する方法が載っていたが…

CentOS 5.3でcmirrorを使ってみた (3)

前置きが長かったが、cmirrorを使ってみる。 ww 前回までの構成に加えて、cmirror を使うには、まずiSCSIで2つの同じ大きさのディスクを用意しておく。 ( /dev/hda, /dev/hdb とする)ここで、前回はまずclvmd までを起動したのだが、今回はこれに加えて # se…

GFSの作成

clvmdの起動まで実施したら、次はGFSの作成を行う。 GFSは基本的には、Ext3等と同じファイルシステムの一種なのだが、ファイルロックの情報をcman経由で他のノードに伝えるため、ファイルの変更がすぐに他ノードにも反映される点が普通のファイルシステムと…

GFSとNFSの比較

ストレージ共有をするだけなら、NFSの方が使いやすいのではと思ったので、GFSとNFSの違いについて書いた、こちらへのリンクを貼っておく。 http://www.redhat.com/magazine/008jun05/features/gfs_nfs/パフォーマンスや スケールアウト性能で違いがあるよう…

Red Hat Cluster とGFSによるストレージ共有

Red Hat Cluster は、HA用にも使えるのだが、同時にclvmdというCluster 対応のLVMデーモンを使って、ストレージの共有にも利用出来る。 この際、IPアドレスなどのリソースは設定しなくてもよい。こちらは、Webサーバーなど、LVSによる冗長化が可能なノードで…

LVMによるストレージミラーリング

LinuxのLVMではミラーリングが行えるので、cmirrorの準備として、まず通常のミラーリングを行っておく。まあ、テストの際には、作成したLVMは後で一旦削除したのだが、ww まず1台でLVMを作っておき、後でサーバー側をスケールアウトすることも一応可能なよう…

CentOS 5.3 iscsi-initiatorの使い方

CentOSでは、iSCSIのイニシエーターが使用できる。これを使って、Openfiler で作成したターゲットを使ってみた。wwまずパッケージとして、 # yum install iscsi-initiator-utils をインストールする。最初にサービスを起動する必要がある。 # service iscsi …

CentOS5.3でLVM cmirror を使ってみた (1)

CentOS 5.3 で新規に使えるようになった、LVM cmirror は、Red Hat Cluster との組み合わせで、ストレージの冗長化に使える機能だ。普通のLVM mirroring はローカルディスクに対して行うことで、ディスクの不具合時にもサービスを止めないようにできるのだが…

Piranha, Openfiler, Ubuntuを見て思うこと

Linuxの使い方としては、サーバー用途がメインだと思うのだが、Piranha, Openfiler, Ubuntuはそれぞれ、負荷分散装置、SANストレージ、クライアントPCと、全く使い方が異なる機器としても利用できる。それぞれ開発者も別で、出来も様々なのだが、一つの基盤…

Openfiler 2.3 のインストール & iSCSIの設定まで

既にFreeIPAの導入のところでも書いたのだが、Openfilerはストレージとしての役割に特化したLinuxディストリビューションで、今回はiSCSIターゲットとして使用している。元々CentOSベースらしく、インストールはanaconda で簡単に行える。Fedora 10 のKVMで…

LVM cmirror を使ってみた (2)

微妙に動作が分かり辛い LVM cmirrorなのだが、分かり辛さの原因は、ノード x 1, 外部ストレージ x 2 の構成に慣れないためだと思う。 普通、IAサーバーで構成できるノードよりもSAN向けの外部ストレージの方が高価で、かつ壊れにくいため、冗長化のためにス…

Openfiler のストレージ冗長化について

Openfiler (http://www.openfiler.com/) はストレージに特化したLinuxベースのアプライアンスでiSCSI、CIFS, NFSなどのストレージ関係プロトコルが使用出来る。(FCoEは現在対応中らしい。)Linuxであることを生かして、DRBDなどでストレージ冗長化ができない…

Openfiler でFreeIPA

正直あまり期待していなかったのだが ww 、意外にもOpenfilerには、LDAP, kerberos認証を行うためのGUIが存在していた。しかも中々使いやすく、getent passwd が通り、ssh ログイン(GSSAPIではない) が実行できるまではGUIのみで実施できた。( ただし、「ア…

Fedora 11: FCoE

Fedora 11 でFCoE の使用準備が進みつつあるようだ。 https://admin.fedoraproject.org/pkgdb/packages/name/fcoe-utils FCoE(FC over Ethernet)は、イーサネット上でFiber Channel 類似の機能を提供するらしい。10Gbitイーサでしか使えないとの情報もあるの…