冗長化
Fedora12のfence-virtパッケージ, CentOS5のcmanパッケージには、Fedora12 ホストOSのfence-virtdパッケージと連携し、他のゲストOSをFenceできるfence_xvmが付属している。このパッケージはRHCSのFenceDeviceとして使用できるが、合わせてheartbeatのSTONIT…
RHCSを使う際には、フェイルオーバーを試すときに、Fence Deviceが必要になる。これまで、XenのノードのFencingにはfence_xvmなどが使用できたのだが、KVMのFencingとしては、SSH経由でVMの停止を行うfence_virshぐらいしかツールがなく、SSHのrootアクセス…
MRGにはqpidというパッケージが含まれていたのだが、こちらもCondorと合わせて、使ってみた。 Apache Qpid(http://qpid.apache.org/index.html)は、AMQP( http://ja.wikipedia.org/wiki/Advanced_Message_Queuing_Protocol )に従っており、商用MQと同種の機…
LiveMigrationは物理ノード間で共有しているVMを、VMを停止すること無く移動する技術で、LinuxでもXen, KVMを通じて機能を提供している。通常、LiveMigrationには少なくとも2台の物理ノードが必要だが、PCが1台しか調達できない場合でも、1台のPCにKVMを導入…
まだ試験として始まっておらず、少々気が早いのだが、LPIC304 "Virtualization and High Availability" のシラバスを見て、参考リンクを探してみようと思う。 304はクラスタリングと仮想化に関する試験となるらしく、Linuxの資格のうちでも需要が高い資格と…
何故かプレゼン資料が見当たらなかったのだが、KVM, RHEV-M の現状について一番まとまっていそうなのが、この発表になる。 http://www.linux-kvm.com/content/intro-rhev-video-redhat-summit-2009 同じページで詳しくポイントがまとめてあるので、気になっ…
前回の最後に、PostgreSQLを使う場合にはsnapshotを使う必要はないかも、、と書いたのだが、よく考えると、MySQLの古めの版(コミュニティ版)などはオンラインバックアップが取れなかったり等の事情により、OSコマンドによるバックアップ取得が基本になってい…
Red Hat Cluster Suite の CLVMでは、クラスタリングを行った状態でのsnapshotには対応しておらず、バックアップのためにはストレージ側の機能などを使用する必要がある、というのは、リンク先の話などからも間違いないようなのだが、 http://www.jp.redhat.…
確実にバッチジョブを実施するためには、Funcの管理ノードを2台構成にしたいが、そのためにはCAの証明書などを共有しておく必要がある。筆者が試したところ、 /etc/pki/certmaster /var/lib/certmaster をコピーしておいたら、 行き先のノードでも他サーバ…
以前 slon_start でslonを起動していると書いたが、slonの稼働中によく確認してみると、psコマンドの結果にDBへの接続パスワードが表示されてしまっていた。 orzコマンド中にパスワードが表示されないようにするには、各slon向けにslon.conf を書く必要があ…
Slony-Iでレプリケーションを実施中に、レプリケーション対象のテーブルを追加するため、slonik_merge_setを使ってみた。slonik_merge_set は、直接テーブルを追加するのではなく、テーブルの集合としての setを作成し、既存のsetに追加する。このため、slon…
Ubuntu-8.04にて、PostgreSQL8.3 + Slony-I 1.2を使用していた際、archive_mode をオンにしておくと、10秒ごとにWALログ(16MB)が出力されており、ディスク領域を消費していた。 slonの設定のためと思っていたのだが、色々と設定を変更してみたところ、postgr…
箇条書きでslony-Iを使う際に使ったコマンドを書いていく。・マスターと同一のテーブルをスレーブ側に作るとき(クラスタ名はsloncluster1 とする) $ pg_dump -N _sloncluster1 -s repldb1 | psql repldb2 ・slonyが上手く動かず、クラスタで使用しているデー…
CentOS5.3にPGDG (https://projects.commandprompt.com/public/pgcore) からのパッケージで、slony-I をインストールすると、slonデーモンの起動スクリプトとして、 /etc/init.d/slony1 がついてくる。ただし、このスクリプトは slon_tools.conf 形式の設定…
前回の例では、単一DBを複数のノードにレプリケートしたが、複数のDBを別個のノードにレプリケートする際には、複数のセットを定義する必要がある。 例えば、 set1: 1: repldb1: 1 ==> repldb2: 2 set11: 11: slmaster: 11 ==>slslave: 12 set21: 21: pgbenc…
Slony-I ( http://www.slony.info/ )はPostgreSQLで利用できる、マスター・スレーブ型のレプリケーション・ソフトで、既に何度か取り上げている。( http://d.hatena.ne.jp/aaabbb_200904/20090625/1245941363 ) Slony-Iでは、カスケード接続(単純なマスター…
以前Slony1をCentOS5.3 上で試したとき、PGDGのyumを使って各種のツールを導入した。最近またSlony-Iを使ってみようかと思い、確認してみたところ、置いてあるバージョンが1.2になっている。http://yum.pgsqlrpms.org/8.3/redhat/rhel-5-i386/以前は最新の2.…
これまで何度かCentOS, FedoraのRedHat Cluster について書いてきたが、Red Hat Cluster と同様に、 OpenSUSEでは、heartbeat を使って、冗長性を確保している。以前Ubuntuでheartbeatを使ったことがあったので、これまで先延ばしにしてきた(基本的に設定は…
OpenSUSEでも同様にmultipathを使ってみた。設定には、こちらの資料を参考にした。 http://support.novell.com/techcenter/sdb/en/2005/04/sles_multipathing.html まず、yastからmultipath-tools を導入する。デフォルトでは/etc/multipath.conf が出来ない…
この状態で、OpenFiler にて、 # iptables -I INPUT -p tcp -d xx.xx.xx.xx -j REJECT などを実施すると、 # multipath -l の結果が、 enabled ==> failed となり、接続を止めた側のパスが使用されなくなる。 # iptables -F などにより設定を削除すると、ま…
確実に外部ストレージへの接続を行うため、外部ストレージを利用する際には複数のHBAにより、multipathを使いたいのだが、CentOSやFedoraにもクライアント側のmultipathの機能がある。 既にopenfiler を使って、iSCSI target が使えるようになっているので、…
pacemaker パッケージをyast で導入した後、haresources からxmlファイルを作成 ==> ha.cf に crm yes を追加 ==> /etc/init.d/heartbeat start を実施してみたのだが、上手く起動しなかった。 どうもopenais に関連するエラーのようだが、すぐに解決できな…
slon についても、RHCSに組み込みたかったのだが、個別に init スクリプトとしてまとめる必要があり、面倒なため、RHCSを使わず、手動で起動することにしておいた。 wこの後、サービスとして、テイクオーバーをスクリプト化するのだが、基本的にはRHCSでテイ…
前回まででSlony-I のテイクオーバー、フェイルオーバーの方法が分かったので、CentOS 5 のRed Hat Cluster と組み合わせて、冗長化を行ってみた。CentOS 5 で使えるフェンスデバイスを持っていないため、フェイルオーバーの方はまだ試していない。 あくまで…
前回slony-2.0 で $ slon_start 1; $ slon_start 2; の両方をマスターノードで実施したと書いたが、slon_start 2; をスレーブノードで実施しても問題なく動作した。また、スレーブ側でも slonik_subscribe_set, slonik_unsubscribe_set を実施して見たところ…
(3) のテイクオーバー(Slonyの用語ではスイッチオーバー)に続いて、フェイルオーバーも試してみた。フェイルオーバーは一度行うと落ちた側のデータを全て削除しないと復旧が難しいらしい。基本的には行いたくないが、ハードウェア障害などの時にはフェイルオ…
Slony-I (http://www.slony.info/) はPostgreSQL用のマスタースレーブ型のレプリケーションサービスであり、MySQLのレプリケーションと同様、 1. スケールアウト 2. ディスク引き継ぎ無しでのフェイルオーバー などに使用できる。また、MySQLでは、ある時点…
2. レプリケーションを一時的に止める方法 3. テーブル追加の方法 については、 slonのデーモンが起動しており、 既に特定のset (idは1とする。) でレプリケーションが行われている状態とする。2. については、 $ slonik_unsubscribe_set 1 2 | slonik でレ…
(1)に引き続き、CentOS5.3 のVMx2 を使って、slony-I のレプリケーションを実施してみた。手順としては、基本的にこちらに従った。(Slony-I の公式ドキュメントのgetting started) http://www.slony.info/documentation/firstdb.html当初、ドキュメントの前…
https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=496629リンク先の議論でもある通り、ClusterFileSystem にVMを置くような機能 { VMWare HA的な機能( Red Hat Cluster では、 vm.sh で実現 ) やLive Migration など } を利用したい時には、fence_virsh ではな…