Windows7 RCについて: Ubuntu9.04との比較

あまり長時間試したわけではないのであれだが、Windows7 RCについて、いくつか不満な点が見つかったので、記述しておく。あくまでUbuntuと比較した場合であり、XPやVistaと比較したものではないので念のため ww 。

  • apt-get が無い
  • ディスク使用量が多い, メモリ使用量も多い

Ubuntuの使い勝手になれてしまうと、検索や、コントロールセンターの改善などの新機能にも、あまり新味は感じなかった。今のところ、互換性で必要が生じた時以外では、買う必要はないかと思っている。

特にapt-getが無いのが致命的で、ソフトウェアインストールのたびにexeファイルを落としてくる必要があるのが辛い。普通のデスクトップ用途ならまだしも(それでもFirefox, Openofficeは使うのだが…)、ApacheMySQLを使いたい場合にはなおさらだ。

基本的にはプリインストール版を使い、ソフトウェアインストールの手間がないものを使うのだが、フリーウェアを導入する時にはやはり手間は一緒である。Cygwinを使う手もあるのだが、そうすると設定などのために結局Unixシェルを覚えなくてはいけないのが問題となる。


結局、Ubuntuと同じソフトウェア(Firefox, Thunderbird, Openoffice, Apache, MySQLなど )を使うなら、最初からUbuntuをインストールした方が準備は格段に楽である。apt-getもあるし、デスクトップ向けのソフトはLiveCDからデフォルトでインストールされる。 やはり、Windows7も、MS製品など、Windowsにしか対応していないソフトウェアを使うのを前提とした製品と言えるだろう。


さらに、今回はメーカーパソコンではなく、BTOパソコンでOS無しのモデルを選んだのだが、クアッドコア, 4GBメモリのデスクトップは6万円前後で購入できた。また、デュアルコア, 2GBのノートPCでも7万円前後である。(Windows XPを加えると 1万円強UP) メーカーPCだと、このクラスのノートPCは11万円から15万円の価格帯なのだが、プリインストールの手間だけで、この価格差は正当化できるのだろうか…。


BTOだとそもそもUbuntuが動くかどうかわからないというリスクはあるが、安く高性能、かつ現代的なソフトウェアを持ったPCを手に入れたいなら、一つの選択肢となりそうだ。