CentOS 5.3 iscsi-initiatorの使い方

CentOSでは、iSCSIのイニシエーターが使用できる。これを使って、Openfiler で作成したターゲットを使ってみた。ww

まずパッケージとして、

# yum install iscsi-initiator-utils

をインストールする。

最初にサービスを起動する必要がある。

# service iscsi start

なお、iSCSIについては、デフォルトでchkconfig がonになるらしく、必要に応じてoffにしておく。

# chkconfig iscsi off
# chkconfig iscsid off

この状態で、iscsiadm コマンドでターゲットとの接続が出来る。接続状態を確認するには、

# iscsiadm -m session

を使う。(始めは何も表示されない ww)

iSCSIのイニシエーターは一度接続したターゲットを/var/lib/iscsi 以下に記録しておいてくれるので、最初の一度だけ、ターゲットの登録を行うことになる。登録は、

# iscsiadm --mode discovery --type sendtargets --portal openfiler-virt1

のように行う。(sendtargets は、iSCSIターゲット側でLUNの解決を行うというオプションらしい ww)

この状態で、まず、

# iscsiadm -m node

を打ってみて、iSCSIターゲットが登録されていることを確認する。この時点では、 登録があるだけで、接続はおこっていないため、iscsiadm -m session では何も表示されない。

無事表示されたら、

# iscsiadm -m node --login

で接続する。特定のターゲットだけに接続するには、

# scsiadm --mode node --targetname iqn.2001-05.com.doe:test --login

のように、targetを指定してログインすることも出来る。

コマンドが成功したら、

$ cat /proc/partitions

でLUNに対応するディスクが増えていることと、iscsiadm -m session で対象のターゲットが追加されていることを確認できる。 ww
ちなみに、iSCSIターゲットへの接続を止めるには、上のコマンドで、--login を --logout に変更すればよい。


このあとは、見えたLUNに対して pvcreate, mke2fs -j 等を使うことになるのだが、今回はLVMによるストレージ冗長化を行うため、pvcreateを使用する。