JBoss Messaging-1.4.4GA を使ってみた

以前 Fedora 11にJBoss 4.2.3をいれてみたのだが、いろいろと試してみたところ、どうもJBossMQが動いていないらしく、JMS関係の機能が使えないことが分かった。諸事情により w JMSを使ってみようと思っていたため、JBossMQについて調べてみたところ、
-既にJBossMQの開発は止まっており、JBoss Messaging への移行が進んでいる
- JBoss Messaging とJBossMQの機能は基本的に同じ
- JBoss Messaging はJBoss AP 4.3, 5では付属しており、4.2.x でもインストール可能
ということがわかった。Red Hat のサイトをみると、JBoss 5のサポートはまだ始まっていないようであるため、多少迷ったのだが、JBoss 4.2.3 のJBossMQをJBoss Messaging に入れ替えることにした。 JBoss Messaging としては、1.x系の最新バージョンとして、1.4.4を使用した。


入れ替えについては基本的にこちらの手順に従った。
http://www.jboss.org/file-access/default/members/jbossmessaging/freezone/docs/userguide-1.4.4.GA/html/installation.html


JBoss Messaging の導入の部分は文書は長いのだが、クラスタ環境向けの記述が中心で、単独で使う場合には ant -f remote-admin.xml だけでOKだった。
ただし、Fedora 11ではantのRegExpライブラリ ?? 関連のエラーが出たため、 # yum install ant-apache-regexp でパッケージを追加する必要があった。MQ関連の設定の削除は、あまりantスクリプトが行ってくれないため、手動で実施した。

この後、 ${JBOSS_HOME}/bin/run.sh -c messaging でmessaging の起動は行えたのだが、何故か作成したサンプル(JBossMessagingに付属 queue, topic を選んだ ) がNoSuchMethodException で失敗する事象に遭遇した orz

一応、切り替えマニュアルにもある通り、 サンプルの実行のためには、新しめの jboss-remoting.jar が必要らしく、JBoss4.2.3に付属のものでは上手くいかなかったらしい。

マニュアルにある通り、こちらから jboss-remoting.jar をダウンロードし、
http://repository.jboss.com/jboss/remoting/2.2.3-brew/lib
jboss-messagin-1.4.4GA/ の直下に配置したところ、 ant により、queue, topicの両サンプルが稼働するようになった。
まあ、どうもIOException, EOFExceptionなどが飛び交っており、成功しているのかどうか怪しいのだが、一応Receiver 側は正しいメッセージを受け取れているようである。

意外に導入に苦労したのだが、一応JBoss Messaging が動くことは確認できた。 JBoss の製品版では最初から問題無く動くらしいので、アレなのだが、動作確認レベルではこのような地味な作業も必要となるということか 。。