Func: Fedora Unified Network Controller を使ってみた(1)

Func ( https://fedorahosted.org/func/ ) は、Red Hat にて開発中の、運用ツールで、多数のサーバーに同一のコマンドをまとめて発行するなどの用途に使えるツールである。

現状、まとめてコマンドを実施するには、Kerberos+SSHを使うことが出来、特に不自由はしていなかったのだが、Globbing や、Multiplexなどいくつか良さそうな機能があったため、導入してみることにした。また、Pythonから直接使えるため、いろいろと結果の加工等がやりやすいことも大きい。

まだあまり試していないのだが、ある程度安定して使えるようなら、Job Scheduler の時にできなかった多数ノードでのジョブ連携の基盤として使ってみたいと思う。その際は、スケジューラとしてcronを使うことになる。

cronだと返り値が見えないのだが、Funcのスクリプトを利用して、

適宜スクリプト内で返り値確認=>ダメだったらrsyslog経由でアラート=>nagiosにて検知

のフローを使えば、ある程度商用ソフトの機能に近づけるのではないかと思う。

他に、ある程度重要なジョブに対して使うためには、Failover が出来る構成にしておきたいが、これについては、(cron ジョブのオンオフ+(SSL証明書のGFS共有 or rsyncなどで同期 )) などで対応できると思う。

こうして考えると、意外と奥が深そうなので、これからいろいろと追求していきたいと思う。