(解決)CentOS5.3でgfs_growを使ってみた

以前CentOS5.3 のyum update 時に、cman が上手く起動しなくなる事象 ( http://d.hatena.ne.jp/aaabbb_200904/20090924/1253802301 ) について書いたのだが、念のため早めに上がっていたOracle Enterprise Linux 5.4を使い、パッケージの整合性が取れている状態でcmanが使えるかどうかを確認してみた。

Oracle Enterprise Linux ( http://www.oracle.com/lang/jp/technologies/linux/index.html ) はOracleがサポートするRHELクローンで基本的に商用版のパッケージだが、ID登録を行った上でサポート無しの版をダウンロードすることが出来る。基本的に中身はRHELと同じである。

結果としては、cman, clvmd, gfs 共に問題無く動き、gfs_grow での拡大も問題なく動作した。一応試してみたところ、gfs2_growも問題なく動いたので、一通りGFSまわりのコマンドは試せたようだ。。

後でcmanが動く版のパッケージと動かない版のパッケージを比較してみたのだが、

動く版(5.4のデフォルト):
kernel-2.6.18-164.el5 <==同じ
cman-2.0.115-1.el5 <==同じ
gfs-utils-0.1.20-1.el5  <==異なる
gfs2-utils-0.1.62-1.el5 <==同じ
openais-0.80.6-8.el5 <==異なる
動かない版:
kernel-2.6.18-164.el5
cman-2.0.115-1.el5
gfs-utils-0.1.18-1.el5
gfs2-utils-0.1.62-1.el5
openais-0.80.3-22.el5_3.9

となっており、gfs-utils と、openais のバージョンが微妙に違うのがわかった。この版を揃えると、yum update後も上手く動くかもしれないのだが、これについては要確認である。。