kickstart, autoyastをコマンドラインで指定するには
CentOSのkickstartとSLESのautoyastでは ファイルシステムの切り方等インストール時以外では設定しにくい事柄を、自動で指定できるため、DVDからのインストールを行っている環境でも指定できるようにしておきたい。
Kickstart, autoyastファイルの場所はそれぞれ、ブートDVDから起動した際に表示されるboot: linux の後の起動パラメータで指定できるため、こちらで指定してみた。
なお、どちらもeth0 に192.168.1.166/24 のIPを割り振り、192.168.1.15のHTTPサーバーからインストールを行う場合で記入している。。
どちらも割合似たオプションになった。
CentOS5:
boot: linux ip=192.168.1.166 netmask=255.255.255.0 method=http://192.168.1.15/centos5_64_iso ks=http://192.168.1.15/centos5_64_updates/anaconda-ks.cfg ksdevice=eth0
SLES10:
boot: linux netdevice=eth0 hostip=192.168.1.166 netmask=255.255.255.0 install=http://192.168.1.15/sles10_32_iso autoyast=http://192.168.1.15/sles10_32_opt/autoinst.xml
なお、上記の設定では対応するDVDメディアをmount -o loop によりマウントした状態でインストールを行っているため、HTTP経由でパッケージファイルを取り寄せる形になる。帯域等の問題により、ksファイルだけを取り寄せて、パッケージ自体はローカルのDVDを使いたい場合(VMを作るときもこちらの方が多少速い気がする。。) には、kickstartでは、ksファイルの初めに “cdrom” の行を追記すればよいようだ。(autoyastの場合は不明。。)
install cdrom <== この行が必要 lang ja_JP.UTF-8 keyboard jp106