Windows7, UbuntuからWindowsServer2008のファイルサービスを利用

Windows Server 2008上でファイル共有を設定し、Windows7, Ubuntuから共有してみた。 結果的には問題なく両側から書き込み、読み取りが出来たのだが、いくつか詰まるポイントがあったため列挙しておく。
Ubuntuからの共有フォルダへのアクセスには、GNOMEWindows共有GUI (nautilus-connect-server)を使用した。


WindowsServerのファイルサービスには、共有のアクセス権とNTFSのアクセス権があることを失念しており、(NFSのアクセス権と、ファイルシステムのアクセス権に相当) 全ユーザーに共有のアクセスを許可したのに、ディレクトリ内容が読み取れない事態に陥った。(Windows7, Ubuntuの両方から不可)

ディレクトリの読み取りを許可するには、NTFSの許可部分で明示的にユーザーを指定する必要があった。


<ローカルユーザーでログインした際、共有フォルダにアクセスできない>

ADに参加していないユーザーでログインしたため、AD側で共有が許可されなかった。ただ、この場合には接続時にログインウィンドウが表示され、正しくパスワードを入力すればADユーザーでログインしたのと同様に利用できる。


AD側のユーザーでUbuntuにログインしたところ、時刻が9時間ずれており、チケットの取得に失敗した。理由は分からないが、グリニッジ標準時になっていたらしい。dateコマンドで修正したあと、ログインし直したら上手くチケットが取得できた。


Ubuntuから共有フォルダにアクセスした際、Windows Serverであらかじめ作成しておいたファイルを、編集することができなかった。(同一ユーザーでもWindows7からは可能だった。)



最後の点は少々理由が気になるが、Windows Server 上以外の場所で作成して共有フォルダに置いたファイルは、Windows7で作成 => Ubuntuで編集、Ubuntuで作成=>Windows7で編集 のどちらも正常に動いたため、実用上は問題ないものと思われる。

なお、両側にOpenOfficeを入れておいたため、作成したファイルを両側で編集することもできた。また、日本語も使用可能で、両側で読むことができた ww