Red Hat Cluster: フェンス設定の確認方法
フェンスデバイスが正しく設定されているかどうかや、そもそもfence agent (fence_virsh )などが正しくインストールされているかは、フェイルオーバーを起こさなくても確認できる。
fence_virshを例に取ると、
1. インストールされているか
# which fence_virsh
2. コマンドラインからオプション指定で、fence_virsh が正しく動作するか
# fence_virsh -l root -o status -p aaa -n fedora-virt3 -a Dom0のIP # fence_virsh -l root -o off -p aaa -n fedora-virt3 -a Dom0のIP
3. cman 同様、オプションではなく、stdinを使ってfence_virsh の動作を制御した場合はどうなるか
# cat /tmp/aaa ipaddr=192.168.1.15 login=root passwd=aaa port=fedora-virt3 option=status # fence_virsh < /tmp/aaa Status: OFF
ここで、 /tmp/aaa に指定したパラメータは man fence_virsh で確認できるstdin 向けのオプションで、この内容と、 cluster.conf の
agent="fence_virsh" name="で定義したfencedeviceの名前"
の2つをcman用に追加する必要がある。
4. cluster.conf で3と同じ項目を設定するには
順番が前後してアレだが、上に書いてある ww
5. cluster.conf が正しく設定されているかを確認するには
各ノードで service cman start を実施した後、
# fence_node ノード名
で、正しくフェンスデバイスが設定されているかが確認 ww できる。上手くいけば、VMが強制的にシャットダウンされるはずである。
6. フェイルオーバーが正しく行われるかを確認するには
いろいろ方法はありそうだが、筆者はiptables をあげてハートビートを落としてみた。結果としては、iptables をあげた側がフェンスされ、リソースは正しく引き継がれた。また、後に手動で停止したノードを起動して、 cman を起動した時にも、もう片方のノードがフェンスされることはなかった。 www
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4までが上手くいっていて5で上手くいかない場合、
まだ、RHELのドキュメントでも、いろいろとまとまっていないので、RHEL 5.4 が出るまではいろいろと試行錯誤が続きそうである。