Fedora12でDimdim(Web会議)を使ってみた

Dimdim( http://www.dimdim.com/ )はWeb会議向けのオープンソースソフトウェアで、イントラネット内のサーバーにインストールすることで、自由にWeb会議を行うことが出来る。クライアントはWindowsの他に、Linuxも使えるようなので、FedoraサーバーにVMアプライアンスとして導入+Fedora, UbuntuFirefoxでWeb会議という方法で使ってみた。

オープンソース版のダウンロードはこちら。
http://www.dimdim.com/opensource/dimdim_open_source_community_edition.html

一応RPM版も用意されているが、本体以外にもいくつか依存性があるらしいため、同時に配布されているVMWare Applianceにて動かしてみた。

ダウンロードしたVMware Applianceは2GB刻みで分割されており直接KVMで起動が出来なかったため、qemu-img convertでrawフォーマットに変更し、それぞれをcatコマンドでつなぎ合わせた。

# qemu-img convert -O raw centos-5.2-i386-server-s005.vmdk centos-5.2-i386-server.raw.005

VMWare Playerがあればそのまま実行できるようなので、その方がやりやすいかも。。orz

また、NICを他のlibvirt管理のVMと合わせたかったため、現在使っていないVMのファイルと、作成したrawファイルを無理やり置き換えてww 起動した。
※ 他に/etc/libvirt/qemu 以下のファイルを手動で変更しても上手く動くのかもしれないが、筆者は試していない。。 orz

起動後は、勝手にDimdimも立ち上がる(Tomcatと一部Python??で動作している。。) ので、特に設定することはなさそうなのだが、筆者の環境ではnglix のconfに自サーバーのIPアドレスが192.168.1.94 に固定されていたため、そのままでは対象ノードの 80番ポートをFirefoxで見ても存在しないIP(192.168.1.94)にリダイレクトされてしまい、使用できなかった。 nglixのconfを変更する方が正しいのかもしれないのだが、、、とりあえず

# ifconfig eth0 192.168.1.94

で無理やりIPを変更することで動作するようになった。w

同時にdefault gw の指定も行う必要があるらしい。

# route add default gw 192.168.1.1

設定はこれで終わりで、後は

http://対象ノードのIP

Firefoxで閲覧するだけでWeb会議に参加出来る。マニュアルはApplianceと同じzipに含まれるPDFが参考になる。。


筆者の環境ではクライアントPCとして、Fedora12(x86_64+Adobe Flash), Ubuntu8.04(x86_64) LTS+AdobeFlash の構成で、問題無くWeb会議に参加できた。事前にFlashだけは手動でインストールしておく必要がある。

機能としては、Chat(主催者、参加者共に書き込み可能), Whiteboard, プレゼンテーション共有, Webページの共有などがあった(主催者側のみで指定可能) が、どれも変更が素早く他の参加者に伝達されていた。

添付の画像はプレゼンテーション共有のサンプルで、ここではPDFを共有している。(日本語のPDFも共有してみたのだが、Applianceに日本語関連の設定が無いらしく、上手く動作しなかった。。)

Windowsでは、NetMeeting, Windows Meeting Spaceなど、競合の無料ツールが既に存在するのだが、
http://ja.wikipedia.org/wiki/Microsoft_NetMeeting
http://ja.wikipedia.org/wiki/Windows_Meeting_Space

Linux間やWindows,Linux間で、Web会議を行いたいとき(Chatやメールで済まない内容等、、あまり無いとは思うが、、ww) は使ってみると便利そうだ。