JNCIA-DevOps, JNCIS-DevOps 取得記

先日、JNCIA-DevOps, JNCIS-DevOps を取得したので、その時のメモとなる。
https://www.juniper.net/jp/jp/training/certification/certification-tracks/devops?tab=jnciadevops
https://www.juniper.net/jp/jp/training/certification/certification-tracks/devops?tab=jncis-devops

こちらの資格は、 Juniper Networks から提供されている DevOps Track の資格で、Junos に特化した Automation の試験となっている。
基本的には、 operational command, configuration command をon-box (SLAX, Python など), off-box (PyEZ, ansible など) で実行するための仕組みが対象となっているが、それ以外にも YANG によるコンフィグ拡張、スクリプト使用時に必要な Junos コンフィグ、等もかなり多く出題されるので、Junos の試験だと思った方が実態に近いかもしれない。


出題範囲は、サイトに記載されている通りで、JNCIA-DevOps / JNCIS-DevOps 共に、Python, ansible 等が出題の中心となり、JNCIA/JNCISで、出題範囲そのものはあまり変わらない印象だった。
ただ、 JNCIS の方では、実際のスクリプトが問題内で提供され、出力内容・エラー内容を選択する、など、実機である程度使っていないと答えられない問題が増えており、より実機経験が求められる試験になっているようである。

 

内容としては、XML, JSON, YAML, Python, ansible など、一般的な話題も多いため、これらの事前経験があれば、入りやすいかもしれない。
ただ、Junos 特化の内容も多いため、ある程度実機で試してから受ける方が、より確実と思われる。(vMX, vSRX 等でも試せる範囲)
※ JNCIA では Junos の REST API explorer の設定方法、JNCIS では SLAX 全般、op / commit / event / snmp script のコンフィグ方法、等が範囲に含まれる

これ以外にも、 JNCIS では Ruby, RubyEZ, JET, JSNAPy 等も範囲になるので、マニュアルを一読しつつ、可能であれば、一度は実機で試しておいた方がよいかもしれない。


公式トレーニングもあるので、可能であれば、受講するのが確実と思われる。ただ、 JNCIS-Cloud 等と比べると、比較的、自習はしやすい印象を受けた。


こちらも、自習する場合、Junos Genius で、模擬問題が手に入るので、事前に目を通しておくことをおすすめする。
※ JNCIA-DevOps については、無料で取得できるが、JNCIS-DevOps については、有料、かつ期間制限ありとなるので、注意
https://www.juniper.net/jp/jp/training/junos-genius/

追記:
- 比較的多かった出題として、 NETCONF の transport, messages, operations, content の違い、があったので、チェックしていくとよいかもしれない
- mgd, jsd の用途、も多かった