クライアントPC作り(自動化) 2

クライアントPCのハードはごく普通のものでよい。Linuxは大抵のWindows PCで動くので、現在Windows が稼働しているものを選べばよい。
もちろん機種はできるかぎり統一した方がいい。(動作検証がしやすいため.)


ただし、LinuxをPCで使うときのコツとして、マザーボードintel系のものを使った方がよい。これは、nvidia系だと、グラフィックスのドライバがバイナリのものしかないため、カーネルアップデートが自由にできないことによる。
PCの機種はできるだけ統一した方がよい。
カーネルはPCの全ハードが使えるものを選んだ方がよいが、イーサネットなどの基本的なものを除けば、yum+puppetの組み合わせでrpmドライバを追加できるので、インストールの時点ではドライバは揃っていなくてもよい.


まずkickstart を使って基本的なインストールを行う。
kickstartのやり方は、

  • インストールメディアの中身を /var/www 以下において、HTTPで公開する。
  • 同様に.ks ファイルも /var/www 以下において公開する

が必要になる.
ちなみにkickstartのためには、Linux インストール用にPCを起動するブートメディアが必要になる. 筆者はいつもCDからブートしていたのであまり気にしていなかったが、100台を作ろうと思うと、作業効率的にブートメディアの入れ替えもバカにならないかもしれない。

この場合はまあ、 PXEを使えと思うかもしれないが、あえてCDでゴリ押しというのもアリだろう。台数と作業の並行度による。
(ちなみに、PXEを使ったことがないのは、筆者の環境では物理筐体が少なく、 ノードのほとんどがVMであるため。(Xenを使うと、VM作成時に強制的にインストールが始まってブートメディアは不要) )