2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

rsyslog-pgsql を使ってみた(1)

以前Nagiosでプロセス数監視を行った際、合わせてログ監視が行えるかを調べていたのだが、Nagiosには、check_logs というプラグインも付属しており、エラーログなどが出力されているかどうかを確認することが出来ることがわかった。ただ、check_logs 内では…

CentOS5.3 + Red Hat Cluster + PostgreSQL + Slony-I でテイクオーバーをやってみた (2)

slon についても、RHCSに組み込みたかったのだが、個別に init スクリプトとしてまとめる必要があり、面倒なため、RHCSを使わず、手動で起動することにしておいた。 wこの後、サービスとして、テイクオーバーをスクリプト化するのだが、基本的にはRHCSでテイ…

CentOS5.3 + Red Hat Cluster + PostgreSQL + Slony-I でテイクオーバーをやってみた

前回まででSlony-I のテイクオーバー、フェイルオーバーの方法が分かったので、CentOS 5 のRed Hat Cluster と組み合わせて、冗長化を行ってみた。CentOS 5 で使えるフェンスデバイスを持っていないため、フェイルオーバーの方はまだ試していない。 あくまで…

CentOS5.3: Slony-I 2.0を使ってみた (3)

前回slony-2.0 で $ slon_start 1; $ slon_start 2; の両方をマスターノードで実施したと書いたが、slon_start 2; をスレーブノードで実施しても問題なく動作した。また、スレーブ側でも slonik_subscribe_set, slonik_unsubscribe_set を実施して見たところ…

CentOS5.3: Slony-I 2.0を使ってみた (3.1)

(3) のテイクオーバー(Slonyの用語ではスイッチオーバー)に続いて、フェイルオーバーも試してみた。フェイルオーバーは一度行うと落ちた側のデータを全て削除しないと復旧が難しいらしい。基本的には行いたくないが、ハードウェア障害などの時にはフェイルオ…

CentOS5.3: Slony-I 2.0を使ってみた (1)

Slony-I (http://www.slony.info/) はPostgreSQL用のマスタースレーブ型のレプリケーションサービスであり、MySQLのレプリケーションと同様、 1. スケールアウト 2. ディスク引き継ぎ無しでのフェイルオーバー などに使用できる。また、MySQLでは、ある時点…

CentOS 5.3: Slony-I 2.0を使ってみた (2.1)

2. レプリケーションを一時的に止める方法 3. テーブル追加の方法 については、 slonのデーモンが起動しており、 既に特定のset (idは1とする。) でレプリケーションが行われている状態とする。2. については、 $ slonik_unsubscribe_set 1 2 | slonik でレ…

CentOS5.3: Slony-I 2.0を使ってみた (2)

(1)に引き続き、CentOS5.3 のVMx2 を使って、slony-I のレプリケーションを実施してみた。手順としては、基本的にこちらに従った。(Slony-I の公式ドキュメントのgetting started) http://www.slony.info/documentation/firstdb.html当初、ドキュメントの前…

Red Hat Cluster: fence_xvmd, fence_virsh の使い分け

https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=496629リンク先の議論でもある通り、ClusterFileSystem にVMを置くような機能 { VMWare HA的な機能( Red Hat Cluster では、 vm.sh で実現 ) やLive Migration など } を利用したい時には、fence_virsh ではな…

JBoss Messaging-1.4.4GA を使ってみた

以前 Fedora 11にJBoss 4.2.3をいれてみたのだが、いろいろと試してみたところ、どうもJBossMQが動いていないらしく、JMS関係の機能が使えないことが分かった。諸事情により w JMSを使ってみようと思っていたため、JBossMQについて調べてみたところ、 -既にJ…

Fedora11で JBoss 4.2.3, JBoss-Seam 2.0 を使ってみた (3)

結果だけ書くと、行ったことは、環境変数JBOSS_HOMEを設定したことと、パッケージをunzipしたぐらいで、特につまることもなく、サンプルプログラムは動いた。wサンプルのビルド、デプロイは、ant コマンドのみで行えたため、特に書くこともない。 JBossは登…

Red Hat Cluster: フェンス設定の確認方法

フェンスデバイスが正しく設定されているかどうかや、そもそもfence agent (fence_virsh )などが正しくインストールされているかは、フェイルオーバーを起こさなくても確認できる。 fence_virshを例に取ると、 1. インストールされているか # which fence_vi…

Fedora11: Red Hat Cluster: fence_virsh の使い方

Red Hat Cluster Suite (以下 RHCS) を試す上で問題になるのが、RHCSがフェイルオーバーを行うためにフェンスデバイス (正しく作動していない筐体を強制的に停止する機能。IPMIなど外部から電源断できるハードウェアなどがサポートされる。) を必要とするこ…

Fedora11で JBoss 4.2.3, JBoss-Seam 2.0 を使ってみた (2)

JBossでHTTP通信をするには、まずはJSFかJSPを作成する必要がある。(この部分は、PHPに対応している ) この後、EJB(Corbaサービスに対応)を呼び出すのだが、JSF, JSPからは直接EJBを呼び出せず、 以前試したJava Bean をJSP, JSFに貼り付ける必要があるらし…

Fedora11で JBoss 4.2.3, JBoss-Seam 2.0 を使ってみた (1)

Wikimedia のインフラを見ていると、Webアプリのプラットフォームとしては、 Linux, Apache, PHP, memcached, MySQL がベストな組み合わせに見えてきてしまうのだが、Java プラットフォームも気になるところではある。Javaについてはとにかくフレームワーク…

puppet, nagios, ganglia でプロセス数監視 (2)

実際、puppet, nagios, ganglia でプロセス数監視を作ってみて、上手くいくことを確認した。 ww nagiosの追加設定: define service{ use generic-service hostgroup_name fedora-virt service_description ganglia_proc_sendmail check_command check_gangli…

puppet, nagios, ganglia でプロセス数監視

gmond で送付した内容を、nagios で監視できることを何回か前 ww に書いたが、 ganglia には、gmetric という、取得した値を合わせて送るためのコマンドが付属している。 このコマンドはcronで定義して、定期的に使うのが各種パラメータ(apache スレッド数、…

Red Hat Cluster: GFSでPostgreSQL ディスク引き継ぎ

Fedora 11 のVM x 2 を使い、Red Hat Cluster + GFS + PostgreSQL 8.3 でディスク引き継ぎを行った。既存のiSCSIに、GFS2 (GFSはFedora11では作成できないらしい…) を作成し、 /var/lib/pgsql にマウントし、 片方のノードで、# service postgresql initdb …

Fedora 11: Red Hat Cluster

Fedora 10の Linux KVMを使って、Fedora 11 guest を導入してみた。Fedora10ではRed Hat Cluster が上手く動作しない (cman_tool のパスが /sbin/cman_tool ではなく、 /usr/sbin/cman_tool になっている… など) 状態だったのだが、 Fedora 11ではその状態も…

nagios, ganglia の連携

nagios (ノード監視) と ganglia(キャパシティ情報収集)は基本的な動作は異なるのだが、一部重複した機能もあり、両方を使うべきなのか、片方だけを使うべきなのかはいつも悩むところだったのだが、最近、次の資料を見つけた。http://www.ibm.com/developerw…

pvcreateを /dev/disk/by-id 以下に対して行ってみた

iSCSIを複数使っていると、/dev/hda などの名前がリブートごとに異なるディスクに振られて、困ることがある。マニュアル(というかナレッジベース)では /etc/udev 以下のファイルでWWID (ディスクごとに固有のID)を指定して名前を固定する方法が載っていたが…

system-config-cluster を使った際のmanual fencing について

manual fencing はfencing発生時に/tmp にファイルが作成され、 fence_ack_manual コマンドでfenceを終了させる仕組みのようなのだが、system-config-cluster による設定では、上手く動作しなかった。 元々 Fedora の新しめの版では、manual fencing 自体が…

CentOS 5.3でcmirrorを使ってみた (3)

前置きが長かったが、cmirrorを使ってみる。 ww 前回までの構成に加えて、cmirror を使うには、まずiSCSIで2つの同じ大きさのディスクを用意しておく。 ( /dev/hda, /dev/hdb とする)ここで、前回はまずclvmd までを起動したのだが、今回はこれに加えて # se…

GFSの作成

clvmdの起動まで実施したら、次はGFSの作成を行う。 GFSは基本的には、Ext3等と同じファイルシステムの一種なのだが、ファイルロックの情報をcman経由で他のノードに伝えるため、ファイルの変更がすぐに他ノードにも反映される点が普通のファイルシステムと…

GFSとNFSの比較

ストレージ共有をするだけなら、NFSの方が使いやすいのではと思ったので、GFSとNFSの違いについて書いた、こちらへのリンクを貼っておく。 http://www.redhat.com/magazine/008jun05/features/gfs_nfs/パフォーマンスや スケールアウト性能で違いがあるよう…

Red Hat Cluster とGFSによるストレージ共有

Red Hat Cluster は、HA用にも使えるのだが、同時にclvmdというCluster 対応のLVMデーモンを使って、ストレージの共有にも利用出来る。 この際、IPアドレスなどのリソースは設定しなくてもよい。こちらは、Webサーバーなど、LVSによる冗長化が可能なノードで…

LVMによるストレージミラーリング

LinuxのLVMではミラーリングが行えるので、cmirrorの準備として、まず通常のミラーリングを行っておく。まあ、テストの際には、作成したLVMは後で一旦削除したのだが、ww まず1台でLVMを作っておき、後でサーバー側をスケールアウトすることも一応可能なよう…

CentOS 5.3 iscsi-initiatorの使い方

CentOSでは、iSCSIのイニシエーターが使用できる。これを使って、Openfiler で作成したターゲットを使ってみた。wwまずパッケージとして、 # yum install iscsi-initiator-utils をインストールする。最初にサービスを起動する必要がある。 # service iscsi …

CentOS5.3でLVM cmirror を使ってみた (1)

CentOS 5.3 で新規に使えるようになった、LVM cmirror は、Red Hat Cluster との組み合わせで、ストレージの冗長化に使える機能だ。普通のLVM mirroring はローカルディスクに対して行うことで、ディスクの不具合時にもサービスを止めないようにできるのだが…

Piranha, Openfiler, Ubuntuを見て思うこと

Linuxの使い方としては、サーバー用途がメインだと思うのだが、Piranha, Openfiler, Ubuntuはそれぞれ、負荷分散装置、SANストレージ、クライアントPCと、全く使い方が異なる機器としても利用できる。それぞれ開発者も別で、出来も様々なのだが、一つの基盤…