Fedora11で JBoss 4.2.3, JBoss-Seam 2.0 を使ってみた (3)

結果だけ書くと、行ったことは、環境変数JBOSS_HOMEを設定したことと、パッケージをunzipしたぐらいで、特につまることもなく、サンプルプログラムは動いた。w

サンプルのビルド、デプロイは、ant コマンドのみで行えたため、特に書くこともない。 JBossは登録されたEARを自動デプロイするため、再起動等も不要である。( この辺の事情はある意味PHPと似ている。Tomcat では管理コンソールからの作業が必要だったので、少し楽になっているかもしれない。 )

バックエンドでDBを使うサンプルがいくつかあったため、DBの設定で手間取るかと思っていたのだが、JBoss 4.2.3には動作確認用の HSQL (Javaベースの簡易DB) がついていたため、特に設定は行わずに済んだ。PHPのサンプルでもSQLiteを使って、確認を行うものがあったが、それとおなじ感じで使える。

JBoss Application Server だけだと、動作確認用のサンプルがほとんどついておらず、きちんと動いているのか不安だったのだが、JBoss-Seam には多くのサンプルがついており、JBoss APサーバーの動作確認用にも便利で、取りあえず、合わせて導入しておくのがよさそうだ。

※ ちなみに、サンプルのEARを確認したところ、全ファイルにjboss-seam.jar がlibとしてリンクされており、ファイルサイズが大きくなっていた。 可能なら、 Seamアプリケーションサーバー側に導入し、ライブラリとしてはそちらを使うようにするとディスク領域(メモリも ?? )が節約できそうだ。

念のため、使用したバージョンを追記:
jboss-4.2.3.GA
jboss-seam-2.0.2.SP1