Fedora12でQCOW2の圧縮機能を使ってみた
Fedora12の新機能の1つに、QCOW2形式のパフォーマンス向上がある。
( https://fedoraproject.org/wiki/Features/KVM_qcow2_Performance )
QCOW2はraw形式と比べて、ディスクの使用に従って、順次ファイルサイズを大きくしていくという利点がある。このため、新規に作成するVMについてはできる限りQCOW2形式を使うことにしたのだが、既存のVMをraw形式から変換することも試してみた。fedora-virt4というVMを例に取ると、
# cd /var/lib/libvirt/images # mv fedora-virt4.img fedora-virt4.img.raw # qemu-img convert -c -O qcow2 fedora-virt4.img.raw fedora-virt4.img
とした。
結果なのだが、コマンド中の-c (compression)のオプションが効いていたらしく、gzip圧縮によりVMを小さくしたのと同じ程度までVMのサイズが小さくなった。もちろん、直接virsh start fedora-virt4で起動可能である。
VMを大量に作っていくとディスクサイズを食いがちなので、Fedora12以降を使うなら、極力QCOW2形式を使い、ディスク使用量を抑えると良さそうだ。