運用ツール図を完成させるには

execjson / applconn 作成の経緯となった図について、まとめておこうと思う。

現状、ITILに準拠した ITオペレーションは、様々なソフトウェアによって、補助されながら実施されているが、環境によっては、導入されているツールの数が不足したりしていて、十分な自動化が進められないケースがある。

この場合、まずどのようなツールを導入するか、を確認し、それらの構築を進めていく必要があるのだが、それをまとめた図が以下になる。

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逆に、これらをオープンソースのみで達成できるようにしておけば、どんな環境であっても、ひとまずツールの問題は、解決できるものと考えられる。

上記について、オープンソースで対応するソフトウェアを追記した図は、以下となる。

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当時は、
 - ユーザー入力を、APIからアクセス可能にする仕組み
 - APIからの情報取得、更新が可能な構成管理DB(出来れば、検索、接続関係の可視化、も)
の2点が不足していたため、それぞれに対応するものとして、 execjson / applconn の作成に至った、という経緯になる。

現在の状況についてだが、上記2点については、あまり変化がない、、というより、上記2点については、他の部分と比べて環境依存が強い (それぞれサービスカタログ、CMDBの定義に対応) ので、個別に作り込む必要がある、部分になっていると思っている。

その意味では、'ソフトウェア開発のスキルがある、インフラエンジニア' の重要な仕事は、上記2点の実装、ということになるのではなかろうか。