Linux

Oracle Enterprise Linux 5.3をインストールしてみた

Oracle Enterprise Linux はOracleがサポートする、Red Hat ベースLinuxディストリビューションで、Oracleのサイトから無料でダウンロードできる。実際インストールしてみたのだが、ほぼそのままRHEL5.3 (CentOS5.3)だったので、あまり書くことがない ... 。

Fedora11でSELinuxを使ってみた (1)

SELinuxはセキュアOSの1つで、かなり古くからLinuxカーネルにマージされている機能の一つである。最近のカーネルには、smack, tomoyoなどの別のセキュリティ機能もマージされており、使い分けで苦労しそうなのだが、Fedora(というかRed Hat)では一律で、SEL…

Fedora11でSELinuxを使ってみた (2)

Fedora10 のSELinuxのユーザーマニュアルを見ると、FedoraのSELinuxでは、プロセスに対する制限だけでなく、ユーザーに対する制限もできることがわかる。 http://docs.fedoraproject.org/selinux-user-guide/f10/en-US/デフォルトの設定では、root以外に、st…

OpenSUSEで11.1で heartbeat2 を使ってみた(1)

これまで何度かCentOS, FedoraのRedHat Cluster について書いてきたが、Red Hat Cluster と同様に、 OpenSUSEでは、heartbeat を使って、冗長性を確保している。以前Ubuntuでheartbeatを使ったことがあったので、これまで先延ばしにしてきた(基本的に設定は…

OpenSUSE11.1でdevice mapper multipathを使ってみた (1)

OpenSUSEでも同様にmultipathを使ってみた。設定には、こちらの資料を参考にした。 http://support.novell.com/techcenter/sdb/en/2005/04/sles_multipathing.html まず、yastからmultipath-tools を導入する。デフォルトでは/etc/multipath.conf が出来ない…

Fedora11でdevice mapper multipathを使ってみた (2)

この状態で、OpenFiler にて、 # iptables -I INPUT -p tcp -d xx.xx.xx.xx -j REJECT などを実施すると、 # multipath -l の結果が、 enabled ==> failed となり、接続を止めた側のパスが使用されなくなる。 # iptables -F などにより設定を削除すると、ま…

Fedora11でdevice mapper multipathを使ってみた (1)

確実に外部ストレージへの接続を行うため、外部ストレージを利用する際には複数のHBAにより、multipathを使いたいのだが、CentOSやFedoraにもクライアント側のmultipathの機能がある。 既にopenfiler を使って、iSCSI target が使えるようになっているので、…

OpenSUSEで11.1で heartbeat2 を使ってみた(2)

pacemaker パッケージをyast で導入した後、haresources からxmlファイルを作成 ==> ha.cf に crm yes を追加 ==> /etc/init.d/heartbeat start を実施してみたのだが、上手く起動しなかった。 どうもopenais に関連するエラーのようだが、すぐに解決できな…

Fedora11にJobSchedulerをいれてみた (3)

managed jobの設定をしていて気づいたのだが、managed jobとしてジョブの登録を行った場合には、出力ログに、std_out の内容が表示されていないようだ。 理由はよく分からないが、Javaとして、openjdkを使っているのがまずいのかもしれない。一応JobChain 等…

Fedora11にJobSchedulerをいれてみた (2)

前回に続いて、JobSchedulerの導入を実施中である。JobSchedulerの管理コンソールから複数のノードを管理できるとのことなので、今回はそちらを試してみた。基本的にはJobScheduler のジョブは、1. ./jobs/ 以下にシェルなどを配置 2. ./config/ 以下のxmlフ…

Fedora11にJobSchedulerをいれてみた (1)

前回ジョブ管理の話で、JobScheduler ( http://jobscheduler.sourceforge.net/ ) のことを書いたが、これを実際にFedora11にいれてみた。最初、Fedora11としてはx86_64 ホスト上のx86_64ゲスト(Linux KVM) を使ったのだが、jobschedulerの起動の際 bash: /us…

Gangliaでインベントリ管理をやってみた

製品版の運用管理製品には、インベントリ管理として、各ノードのIPアドレス、ホスト名やミドルウェアごとのバージョンを確認できる機能がついている。同じことをFedora 付属のツールで行おうとしてみたのだが、手っ取り早いオプションとして、Ganglia のgmet…

Fedoraでの統合システム運用について整理してみた

前回までに何度か統合システム運用に属するパッケージについて書いてきたが、ここで、Fedora11までの現状についてまとめてみようと思う。なお、ここでいう統合システム運用は、多数のサーバーを楽に管理するパッケージのことで、 1. 監視(ネットワーク、サー…

Fedora11 でPostgreSQLの複数インスタンスを作成してみた

PostgreSQLでは、1つのインスタンスに複数のDB, 1つのDBに複数のスキーマ、 1つのスキーマに複数のテーブルを作成できるが、公式マニュアルを見る限り、複数のポートを指定して複数のインスタンス ?? を立ち上げる方法は載っていなかった。 このあたりはpost…

PostgreSQLのバックアップリカバリ (1)

Nagios との連携から始まったのだが、最近PostgreSQLを集中して触っている。その中でバックアップ&リカバリを試してみた。PostgreSQL のバックアップは、DBの機能を使ったものでは、 1. pg_dump によるDBごとバックアップ 2. WALによるフル・差分バックアッ…

Nagiosとrsyslog-pgsql を連携してみた

PostgreSQLの使い方を一通り覚えて、ようやく当初の目的である、Nagiosとの連携を試すことが出来た。 基本的には、PostgreSQLに貯めたsyslogから、該当時刻(ここでは15分ごととした) のログを取り出し、その中に正規表現で表現されるログがあるかどうかを探…

rsyslog-pgsql を使ってみた (2)

前回は、ユーザー postgres で書込みをしていたのだが、これはセキュリティ的にアレなので、きちんとユーザーを作ることにした。ユーザーとして、 rsyslogusr1 を作成し、データベース Syslog の全テーブルのアクセス権限を与えた。ユーザー作成 $ createuse…

rsyslog-pgsql を使ってみた(1)

以前Nagiosでプロセス数監視を行った際、合わせてログ監視が行えるかを調べていたのだが、Nagiosには、check_logs というプラグインも付属しており、エラーログなどが出力されているかどうかを確認することが出来ることがわかった。ただ、check_logs 内では…

CentOS5.3 + Red Hat Cluster + PostgreSQL + Slony-I でテイクオーバーをやってみた (2)

slon についても、RHCSに組み込みたかったのだが、個別に init スクリプトとしてまとめる必要があり、面倒なため、RHCSを使わず、手動で起動することにしておいた。 wこの後、サービスとして、テイクオーバーをスクリプト化するのだが、基本的にはRHCSでテイ…

CentOS5.3 + Red Hat Cluster + PostgreSQL + Slony-I でテイクオーバーをやってみた

前回まででSlony-I のテイクオーバー、フェイルオーバーの方法が分かったので、CentOS 5 のRed Hat Cluster と組み合わせて、冗長化を行ってみた。CentOS 5 で使えるフェンスデバイスを持っていないため、フェイルオーバーの方はまだ試していない。 あくまで…

CentOS5.3: Slony-I 2.0を使ってみた (3)

前回slony-2.0 で $ slon_start 1; $ slon_start 2; の両方をマスターノードで実施したと書いたが、slon_start 2; をスレーブノードで実施しても問題なく動作した。また、スレーブ側でも slonik_subscribe_set, slonik_unsubscribe_set を実施して見たところ…

CentOS5.3: Slony-I 2.0を使ってみた (3.1)

(3) のテイクオーバー(Slonyの用語ではスイッチオーバー)に続いて、フェイルオーバーも試してみた。フェイルオーバーは一度行うと落ちた側のデータを全て削除しないと復旧が難しいらしい。基本的には行いたくないが、ハードウェア障害などの時にはフェイルオ…

CentOS5.3: Slony-I 2.0を使ってみた (1)

Slony-I (http://www.slony.info/) はPostgreSQL用のマスタースレーブ型のレプリケーションサービスであり、MySQLのレプリケーションと同様、 1. スケールアウト 2. ディスク引き継ぎ無しでのフェイルオーバー などに使用できる。また、MySQLでは、ある時点…

CentOS 5.3: Slony-I 2.0を使ってみた (2.1)

2. レプリケーションを一時的に止める方法 3. テーブル追加の方法 については、 slonのデーモンが起動しており、 既に特定のset (idは1とする。) でレプリケーションが行われている状態とする。2. については、 $ slonik_unsubscribe_set 1 2 | slonik でレ…

CentOS5.3: Slony-I 2.0を使ってみた (2)

(1)に引き続き、CentOS5.3 のVMx2 を使って、slony-I のレプリケーションを実施してみた。手順としては、基本的にこちらに従った。(Slony-I の公式ドキュメントのgetting started) http://www.slony.info/documentation/firstdb.html当初、ドキュメントの前…

Red Hat Cluster: fence_xvmd, fence_virsh の使い分け

https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=496629リンク先の議論でもある通り、ClusterFileSystem にVMを置くような機能 { VMWare HA的な機能( Red Hat Cluster では、 vm.sh で実現 ) やLive Migration など } を利用したい時には、fence_virsh ではな…

JBoss Messaging-1.4.4GA を使ってみた

以前 Fedora 11にJBoss 4.2.3をいれてみたのだが、いろいろと試してみたところ、どうもJBossMQが動いていないらしく、JMS関係の機能が使えないことが分かった。諸事情により w JMSを使ってみようと思っていたため、JBossMQについて調べてみたところ、 -既にJ…

Fedora11で JBoss 4.2.3, JBoss-Seam 2.0 を使ってみた (3)

結果だけ書くと、行ったことは、環境変数JBOSS_HOMEを設定したことと、パッケージをunzipしたぐらいで、特につまることもなく、サンプルプログラムは動いた。wサンプルのビルド、デプロイは、ant コマンドのみで行えたため、特に書くこともない。 JBossは登…

Red Hat Cluster: フェンス設定の確認方法

フェンスデバイスが正しく設定されているかどうかや、そもそもfence agent (fence_virsh )などが正しくインストールされているかは、フェイルオーバーを起こさなくても確認できる。 fence_virshを例に取ると、 1. インストールされているか # which fence_vi…

Fedora11: Red Hat Cluster: fence_virsh の使い方

Red Hat Cluster Suite (以下 RHCS) を試す上で問題になるのが、RHCSがフェイルオーバーを行うためにフェンスデバイス (正しく作動していない筐体を強制的に停止する機能。IPMIなど外部から電源断できるハードウェアなどがサポートされる。) を必要とするこ…