2009-01-01から1年間の記事一覧

Red HatでのPuppet対応について(2)

さらに探してみたところ、Red Hatのプロジェクトには、Cobbler, Func, Puppetを組み合わせて、プロビジョニングを行う、genome というプロジェクトもあるようだ。 http://genome.et.redhat.com/現状、筆者の環境では、VMをおいているセグメントと、PC(DHCPを…

CentOS5.3でgfs_growを使ってみた

GFSではファイルシステムのサイズを拡張することが出来るが、外部ストレージでは比較的ディスクの追加を行うのが楽なので、ディスク追加=>VG拡張=>LV拡張=>GFS拡張 の操作は割合よく行うことになりそうだ。。やり方の確認として、CentOS5.3でGFSの拡張(gfs_g…

Func: Fedora Unified Network Controller を使ってみた(6.1)

Func用のスケジューラとして、JobScheduler を試してみたのだが、今ひとつ思い通りに動いてくれなかったので、別のスケジューラを探してみようと思う。スケジューラ用に、cronを拡張としたツールとしては、fcron (http://fcron.free.fr/ ) などいくつかあっ…

GFSの機能を組み合わせて、CLVMのスナップショットを取ってみた(1.1)

前回の最後に、PostgreSQLを使う場合にはsnapshotを使う必要はないかも、、と書いたのだが、よく考えると、MySQLの古めの版(コミュニティ版)などはオンラインバックアップが取れなかったり等の事情により、OSコマンドによるバックアップ取得が基本になってい…

GFSの機能を組み合わせて、CLVMのスナップショットを取ってみた(1)

Red Hat Cluster Suite の CLVMでは、クラスタリングを行った状態でのsnapshotには対応しておらず、バックアップのためにはストレージ側の機能などを使用する必要がある、というのは、リンク先の話などからも間違いないようなのだが、 http://www.jp.redhat.…

PostgreSQL CE 8 Silver: 取得しました

最近PostgreSQL を集中的に触っていたのだが、無事に資格試験を通過することが出来た。本番では、意外に捻った問題が多く、苦戦したのだが、まあまあ満足のいく点数で通過できたと思う。PostgreSQLを習得しようと思ったきっかけは、 ログ監視の実装のために …

Func: Fedora Unified Network Controller を使ってみた(6)

Funcは単独ではジョブのスケジューリングができないので、cronなどのスケジューラと組み合わせる必要がある。 ただ、cronでは"日時で実行するが、休日は実行しない" などの柔軟な対応ができないため、スケジューラとしては不満が残る。。このため、以前触れ…

Func: Fedora Unified Network Controller を使ってみた(5.1)

前回単一ノードで同時に複数ジョブを実行する方法を書いたが、単一ノードでジョブを実行するだけなら、Pythonのthreadを使った方がやりやすい。例をあげてみる。 from threading import * import time def aaa(): while True: print 'aaa' time.sleep(5) def…

Func: Fedora Unified Network Controller を使ってみた(5)

Funcにはasyncというオプションがあるのだが、これを設定すると同時に複数ジョブ(複数サーバーに対して)を実行することが出来、 依存性が無い複数のジョブを同時に実行するために利用出来る。実際に1つのノードで、複数ジョブを並列で行わせてみた。 import…

仮想ディスクを複数VMでGFSマウントしてみた

virt-manager では、物理ノード上のファイルなどを使って、各VMに仮想ディスクを追加できるが、複数VMから同じファイルを指定することで、ファイルを共有ディスクのように使うことが出来る。このディスクについて、通常通りのGFSの導入手順なのだが、 LVMの…

Func: Fedora Unified Network Controller を使ってみた(4)

確実にバッチジョブを実施するためには、Funcの管理ノードを2台構成にしたいが、そのためにはCAの証明書などを共有しておく必要がある。筆者が試したところ、 /etc/pki/certmaster /var/lib/certmaster をコピーしておいたら、 行き先のノードでも他サーバ…

Func: Fedora Unified Network Controller を使ってみた(3)

FuncをPostgreSQLのバックアップのキックに使用することを例にとり、pg_dump => gzip => ls -l の順に前のコマンドが成功したら次を実施するというスクリプトを作ってみた。まず一通り載せてみる。 import func.overlord.client as fc def perform_task(rc, …

Func: Fedora Unified Network Controller を使ってみた(2)

まずはFedora11 2台にfuncをインストールしてみた。 https://fedorahosted.org/func/wiki/InstallAndSetupGuide # yum install func ここで、マスターノードでは、 certmaster, それ以外のノードでは funcd を起動しておく。 funcd 起動時には、 /etc/certma…

Func: Fedora Unified Network Controller を使ってみた(1)

Func ( https://fedorahosted.org/func/ ) は、Red Hat にて開発中の、運用ツールで、多数のサーバーに同一のコマンドをまとめて発行するなどの用途に使えるツールである。現状、まとめてコマンドを実施するには、Kerberos+SSHを使うことが出来、特に不自由…

iSCSI先のディスクにVMをインストールしてみた

仮想化環境では、外部ディスクにVMをインストールし、各物理ノード間で移動することができるが、まずiSCSIで接続したディスクにVMを導入する部分を行ってみた。筆者の環境では、仮想化筐体とストレージ(ここではクライアントPCにiscsitarget をインストール…

RHELとWindows Server の価格比較

Red Hat のサイトに、Windows Server 2008 との価格比較が載っていた。> http://www.redhat.com/promo/webapp/lean_green.html http://www.redhat.com/f/pdf/rhel/RH_vs_WindowsServer2008_wp_1238127_0809_cw_web.pdfWebサーバー、APサーバー、DBサーバーで…

RHELとWindows Server の推奨システム要件について調べてみた

> http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2008/sysreqs.mspx > http://www.jp.redhat.com/rhel/compare/総じて、RHELの方がかなり少ない印象だ. 最小メモリ使用量は、RHEL5, Windows Server 2008 (x86) について、どちらも512MBで、同じといえば同じ…

Red HatでのPuppet対応について

RHELには既にプロビジョニング用のRed Hat Network Satellite があることもあり、Puppet への対応はしないのかと思っていたが、Puppetのmanifestの作成用ツールをきちんと開発しているようだ。この分なら、RHEL 5.2 でrsyslog に対応したのと同じような感じ…

PostgreSQL CE Silver について

最近PosrgreSQL CE Silver を取るために、PostgreSQLを使い込んでいる。以前はOracle Masterを取ろうとしていたのだが、すぐに使う予定がないのと、両方試してみたところ、PostgreSQLの方が使う分には楽だったため、こちらを選ぶことにした。Oracleでよく分…

JBCAAについて

RHEL 5.4, JBoss5.0 などRed Hat からの大きな発表が続いていたが、JBoss資格JBCAAが新たに設置されたのも、個人的に注目している。> http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090903/336451/ http://enterprise.watch.impress.co.jp/docs/news/20090902…

PostgreSQL 7と8 の違い

PITRが実装されたのは、8からで、それまではバックアップ時刻までのリカバリしかできなかった、というのは少し驚きだ。。

Ubuntu-8.04+Slony-I 1.2 でinit.dスクリプトを使ってみた

以前 slon_start でslonを起動していると書いたが、slonの稼働中によく確認してみると、psコマンドの結果にDBへの接続パスワードが表示されてしまっていた。 orzコマンド中にパスワードが表示されないようにするには、各slon向けにslon.conf を書く必要があ…

Fedora11でVMを圧縮してみた

Fedora11のホストOS(Linux KVM)に、あまり使っていないVMがあったため、これらを gzipで圧縮し、圧縮前後の容量と、圧縮に必要な時間を測ってみた。 Ubuntu 9.04(デスクトップ版) 圧縮前: -rw------- 1 root root 5.9G 2009-06-12 22:56 ubuntu-virt2.img 圧…

Slony-I 1.2でslonik_merge_set,slonik_drop_setを使ってみた

Slony-Iでレプリケーションを実施中に、レプリケーション対象のテーブルを追加するため、slonik_merge_setを使ってみた。slonik_merge_set は、直接テーブルを追加するのではなく、テーブルの集合としての setを作成し、既存のsetに追加する。このため、slon…

Slony-I使用時にWALログが頻繁に出力される(解決)

Ubuntu-8.04にて、PostgreSQL8.3 + Slony-I 1.2を使用していた際、archive_mode をオンにしておくと、10秒ごとにWALログ(16MB)が出力されており、ディスク領域を消費していた。 slonの設定のためと思っていたのだが、色々と設定を変更してみたところ、postgr…

Slony-I 1.2を使う上で役に立ったコマンド

箇条書きでslony-Iを使う際に使ったコマンドを書いていく。・マスターと同一のテーブルをスレーブ側に作るとき(クラスタ名はsloncluster1 とする) $ pg_dump -N _sloncluster1 -s repldb1 | psql repldb2 ・slonyが上手く動かず、クラスタで使用しているデー…

Slony-I 1.2でslonがOS起動時に起動されるようにしてみた

CentOS5.3にPGDG (https://projects.commandprompt.com/public/pgcore) からのパッケージで、slony-I をインストールすると、slonデーモンの起動スクリプトとして、 /etc/init.d/slony1 がついてくる。ただし、このスクリプトは slon_tools.conf 形式の設定…

Slony-I 1.2で複数DBのレプリケーションをやってみた

前回の例では、単一DBを複数のノードにレプリケートしたが、複数のDBを別個のノードにレプリケートする際には、複数のセットを定義する必要がある。 例えば、 set1: 1: repldb1: 1 ==> repldb2: 2 set11: 11: slmaster: 11 ==>slslave: 12 set21: 21: pgbenc…

Slony-I 1.2でカスケード接続をやってみた

Slony-I ( http://www.slony.info/ )はPostgreSQLで利用できる、マスター・スレーブ型のレプリケーション・ソフトで、既に何度か取り上げている。( http://d.hatena.ne.jp/aaabbb_200904/20090625/1245941363 ) Slony-Iでは、カスケード接続(単純なマスター…

Fedora11上のJBossで80番ポートを使用してみた

Fedora11にJBossをインストールする際には、一般ユーザーでインストールを行うため、80番ポートをListenすることはできない。(root権限が必要。) 対策として、Apacheのmod_jkを使う, Apache mod_proxyのようなリバースプロキシを使う、iptables を使うなどが…